大分県眼科医会

当会について


会長挨拶

大分県眼科医会 会長  蔭山 誠     

大分県眼科医会 会長  蔭山 誠

 高齢化社会を迎え、『健康寿命』ということばをよく見聞きするようになりました。 これは、”健康上の問題で日常生活が制限されてしまうことなく暮らせる期間”と定義づけられ、 眼科領域においては日本眼科医会が『のばそう、目の健康寿命』を標語に挙げ、健康寿命延伸への取り組みを行なっています。 なかでも、成人の失明原因の上位を占める緑内障は早期発見が重要であり、そのためには検診受診率を上げる啓発活動が欠かせません。
 健康寿命は実は高齢者に限った話ではなく、幼少期から目の健康を意識すべきと眼科医は考えます。 スマホやタブレット端末の過度の使用、コンタクトレンズの不適切な使用も目の健康寿命に影響する一因となります。 便利なものであるからこそ、正しく使って生活に役立たせたいものです。
 目の病気、目のケガには日頃の健康管理で発症や進行を防げるものが多々あります。 病気やケガを治療するだけでなく、健康寿命を伸ばすために有用な情報発信を行うことも私たち眼科医の役割と考えます。